理科モデル授業オンライン研修会記録
第20回・小学校理科授業
参加者の感想から「児童が主体となって動けるようなしかけのある授業だった。ジグゾー法を用いて、児童が自分自身の役割を感じながら学習できると感じた。ぜひ、自身の授業にも取り入れていきたい。」「コミュニケーション能力を押し出す授業であった。子ども一人ひとりが“話し合いグループ”の中で、グループの誰も知らない情報を持っており、有能感を感じられる授業が設計されていた。
」
日 時:2023年10月21日(土)15時~17時50分
主会場:埼玉大学教育学部
(1) はじめに
[動画] 主催者挨拶+授業者紹介
(2) モデル授業
授業者:中山直之(さいたま市立見沼小学校教諭)
授業:小学校第5学年「ふりこのきまり」
本時の目標(全8時間)
①ねらい
子どもたちが責任を持って実験を行うことで、価値のある活動ができ、それぞれの実験条件で得られた結果を共有し、それを基に考察を行う。コミュニケーション能力を高めたり有能感を感じられたりするのではないかと考え、実践研究に取り組んできた。以下の流れで授業する。
実験グループ:それぞれの役割に分かれて実験を行う
↓<席替え>
話し合いグループ:実験後、それぞれの情報をもとに新たに話し合いを行う。
②目標
[知識・技能]
・振り子が1往復する時間は,おもりの重さなどによっては変わらないが,振り子の長さによって変わることを理解することができる。
・振り子の運動の規則性について,実験などの目的に応じて,器具や機器などを選択して,正しく扱いながら調べ,それらの過程や得られた結果を適切に記録することができる。
[思考力・判断力・表現力等]
・振り子の運動の規則性について,予想や仮説を基に,解決の方法を発想し,表現するなどして問題解決することができる。
・振り子の運動の規則性について,実験などを行い,得られた結果を基に考察し,表現するなどして問題解決することができる。
[学びに向かう力・人間性等]
・振り子の運動の規則性についての事物・現象に進んで関わり,粘り強く,他者と関わりながら問題解決しようとすることができる。
・振り子の運動の規則性について学んだことを学習や生活に生かそうとすることができる。
[動画] 事前説明
[動画] 授業
[動画] 授業後解説
[動画] 授業者補足説明
・指導案・研究論文(『理科教育学研究』64_2)
(3) 協議の様子(別紙報告書をpdfでご覧ください)
・研究協議の概要(4) 主催者より
[動画] モデル授業講評1(小倉康・埼玉大学)
[動画] モデル授業講評2(中村琢・岐阜大学)
(5) 参加者アンケートの結果(有効回答16件)
・アンケート結果(現職教員 n=4)・アンケート結果(教員志望学生 n=12)