理科モデル授業オンライン研修会記録
第24回・小学校理科授業
参加者の感想から「身近な川を教材として用いていることや実際に使われている例を示していることで,学ぶ意義を感じやすい。」「思考のキャッチボールを使うことで、自分の考えていることを整理でき、自分が「わかる」のか「わかっていない」のかに気づくことができた。」「ただ正解を教えてもらう,わかる子だけが説明するのではなく,子どもたちが自分の意見をもった上で教え合いをするという授業展開が参考になった。クラス全員が授業に参加できる良い方法だと感じた。
」
日 時:2024年2月23日(土)15時~17時50分
主会場:埼玉大学教育学部
(1) はじめに
[動画] 主催者挨拶+授業者紹介
(2) モデル授業
授業者:島田広彦(飯能市立南高麗中学校教頭)
授業:小学校第5学年「流れる水の働きと土地の変化」
<単元の指導計画>(11時間扱い)
単元導入
①これからの学習について見通しを持ち、学習の計画を立てる。
第1次
②流れる水のはたらきとは、どんな「はたらき」なのか、仮設を立て、実験計画を立てる。
③実験計画を基に、流れる水のはたらきを確かめる実験を行う。
④流れる水のはたらきとは、どんな「はたらき」なのか、実験結果をもとに説明できる。
第2次
⑤実際の川でも浸食・運搬・堆積のはたらきが起きているのか、川の上流から下流を比べるとどのようなちがいがあるのか、映像で確かめる。
⑥川の上流から下流を比べると、どのようなちがいがあるのか説明できる。
第3次
⑦流れる水の量がとても多くなると、流れる水の働きはどうなるか仮説を立て、実験計画を立てる。
⑧実験計画を基に、流れる水のはたらきを確かめる実験を行い、土地の様子が大きく変わらないようにするために、どのような方法があるのか発想することができる。
⑨土地の様子が大きく変わらないようにするためには、どのような方法があるのか説明できる。*本時
まとめ
⑩近くの川を観察し、流れる水の働きによって土地の様子が大きく変わらないようにするための工夫について、説明できる。
⑪流れる水の働きと土地の変化との関係について解決の方法を発想し、表現することができる。
本時の目標(第3次 第3時 9/11)
流れる水の働きについて、観察、実験などを行い、流れる水の働きについてより妥当な考えを作り出し、表現するなどして問題解決している。 【思考力・判断力・表現力】
[動画] 事前説明
[動画] 授業
[動画] 授業後解説
[動画] 授業者補足説明
・指導案・解説資料・研究論文(『理科教育学研究』57_3)
(3) 協議の様子(別紙報告書をpdfでご覧ください)
・研究協議の概要(4) 主催者より
[動画] モデル授業講評1(小倉康・埼玉大学)
[動画] モデル授業講評2(中村琢・岐阜大学)
(5) 参加者アンケートの結果(有効回答13件)
・アンケート結果(現職教員 n=2)・アンケート結果(教員志望学生 n=11)